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朝八時半に新大阪着
のぞみ36号の禁煙車から出た杏奈はある人物を探していた…
杏奈「おかしいなぁ~?香緒里さん地下鉄の入口で待ってるって言っていたのに…」
待ち合わせの時間にもかかわらず、香緒里はいなかった。
しかし、待ってても来ない
杏奈「おかしいなぁ~?取りあえず、会社に連絡しないと」
気を取り直し杏奈は携帯を取り出した
「トゥルルル・トゥルルル・トゥルルル…………ガチャ」
淮「はい。水無月探偵事務所ですが?」
杏奈「あっすいません今日からお世話になります、睦月ですが…」淮「あーおはよう。早いね?今日は新大阪に九時じゃなかった?」杏奈「えっ!?そうでした?香緒里さんが八時半にって言われたから来ましたけど、香緒里さんが居ないんです。」
淮「そういえば、ごめん!俺が変わりに行くはずだった!すぐに行くから待ってて」
杏奈「はい。わかりました。」
淮はこうして慌てて車に乗り込み新大阪に向かった。
一方杏奈はなんだか、楽しい気持ちになっていた。というのも厳格な父親と妥協を許さない母親とは違う雰囲気を感じたからだ。
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