彼氏・彼女

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一時間ぐらいかな。泣いてすっきりするまで、君はずっと抱きしめてくれてた。 ありがとう。 そう言った私に、 すっきりした? と、君が聞いてきた。 うん。 答えた私に、 もう少しだけ、このまま抱いていていい?オレやっぱりオマエが好きだ。 私は泣きやむまで抱きしめてくれた君の行動で、私も好きになってた。 うん。いいよ。 私は君の腕の中で落ち着きを取り戻していた。 今までの友達みたいな、幼なじみの関係がなくなっていった… けど、今すぐには付き合えない。気持ちの整理がしたかったから。 私も好き。 だけど、もうちょっとだけでいいから、私に時間をちょうだい。 私はそう答えた。 確かにそうだね。じゃ、落ち着いたら連絡してね。待ってるから。 そう言ってくれた君に、 わかった。連絡するね。 そう答えて、私は自分の家に帰った。 気持ちの整理をするのに そんなに時間がかからなかった。 私が毎日の日課である犬の散歩をする時に、君を誘ってみた。 ちなみに私の飼っている犬の種類はミニチュアダックスフントのロングコートの女の子。
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