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「わあ!?」おまぬけさんな先輩が道に躓いた。
僕は慌てて先輩の片腕をとった。
「ショウくん、ありがと」少し困ったように先輩は笑った。
「もう。気をつけてよ!ホント、先輩はおまぬけさんなんだから・・・。」
「えっ?最後の方、なんて言ったの?」先輩は可愛らしく首を傾げた。
「なんでもなーい。ホント、先輩は危なっかしいから、僕が腕を持っててあげる」先輩の笑顔と、細くて柔らかな腕の感触が僕の胸をドキドキさせる。
「もう、ショウくんったら・・・。でも、ありがとね」先輩は照れくさそうに、僕に腕を預けてくれた。
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