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「寝呆けておる場合ではないぞ! なんだ、あの様は!!」
大きなドラゴンがテティシアと呼んだ小さなドラゴンに再び怒号を飛ばす。もはや嵐のような勢いだ
「だだだって…僕…高い所苦手だもん…それに予行演習じゃ飛べなかったから…」
テティシアが困ったように指先をツンツンとつきながらモジモジとした様子で答える。だがその様子が逆に大きなドラゴンの怒りに触れてしまったようでドスンと大きく足を踏みならす
「わっ?!」
「馬鹿者! 高いところが苦手? そんなこと皆同じだ!! おまえだけではないのだぞ!!!」
祖父の正論に、あう。とテティシアは口を濁す。だが濁すだけで何もしようとはしない孫をみていた祖父はとうとう痺れを切らしたようだ
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