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「これなんだが。」
どうやらサリー・サドー捜索の報告書らしい。
「確かに、今のところ目撃情報もなく、弱っているところなんだ。ただ、少し気になることがある。」
「気になること?」
「彼女の実家、まあ勤め先なんだが、家を出る四日前ぐらいから家の庭の隅にある蔵をじっと見ていたらしい。」
「蔵ですか?」
「まあそれほど大きくはないんだが、じっと見るほどのものでもない。とりあえず、明日そこへ向かって調べてみようと思っているんだが。」
「それは好都合ですね。私も明日行くので一緒に行きましょう。」
「ああ、そうだな。じゃあ、向かえに来る。明日の9時に。」
「分かりました。お願いします。」
そう言ってマイク警部は帰っていった。
ジャックは明日の準備をして、就寝した。
これが序章だとは誰も思わなかった。
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