15人が本棚に入れています
本棚に追加
「また会えないの。」
私は好樹と電話で会話をしていた。ここ一ヶ月は好樹と会っていない。
「ごめんな。仕事が忙しくてさ。」
「でも。明日は……。」
「分かってる。夜に会おう。7時くらいにいつもの場所で。」
「うん。分かった。」
渋々納得はしたが、期待はしていなかった。また、『仕事がのびた』等の言い訳をして会えなくなるのだから。
仕事が忙しいのは理解している。しかし、どうしようもなく会いたくなる時、自分でも抑える事ができなくなってしまう。私が我慢しなければならないのだけれど。
最初のコメントを投稿しよう!