15人が本棚に入れています
本棚に追加
好樹と私はあの湖にいた。
まだぎこちなさは残るが好樹は話始めた。
「あの時夢をみたんだ。結と二人でここにいる。しっかりと手を握って。よく分からないけれど、その時行かなきゃいけない場所があったんだ。だけど結がずっと手を握っていてくれたから行かなくてすんだ。」
それは私のみた夢と全く一緒だった。
「そう。こんな感じで。」
私は好樹の手を強く握った。
「うん。」
湖に写し出された星達が風に吹かれてゆらゆらと踊っていた。
あの時のように。
~END~
最初のコメントを投稿しよう!