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鑑連は、慣れないながらも家臣に戦の支度をさせた。
そして武士としての初めての戦へ出たのであった。
初陣ということもあり後ろで、指揮を執るのが普通であったが鑑連は、違った。
自らが、兵を引っ張る様に敵陣に突っ込んでいった。
敵将の首が、向こうからやってくるのだから敵兵は、当然鑑連の首を狙ってくる。
だが、鑑連は馬に跨がり次から次へと敵兵を斬り捨てていく。
その姿に硬直状態だった戦場が、一気に動き出した。
大友の兵は、勢いのある鑑連の援軍に士気を高め、
敵軍は、あまりの事に呆気にとられて兵への指揮が遅れた。
鑑連は、それを見逃しはしなかった。
機能してない敵の本陣へと一直線に向かったのであった。
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