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叫ぶだけ叫んですっきりした僕は、いつものベンチに座ろうと思い、その方向に目を向けた。
この公園自体、入り組んだ道の先にある為に人なんかほとんど来ない。だけど、今日は珍しい事に先客がいた。
真っ白で、整った顔のその女の子は真っ赤なワンピースを着ている。
まだ三月のこの時期に、寒くはないのだろうか。
そう疑問に思いながら、僕は彼女に近付いた。
今思うと、一目惚れだんたのだろう。
僕は馬鹿だったんじゃないかな?
だってさ、初恋の相手が……
死体なんだもん……
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