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「私には、確かめなければならないことがッ…!」
「確かめる……?」
キラは不審に思って独り言のように問い返す。
だが、聞こえなかったのか、一人言葉を呟くように発しながら頭を抱えるカガリ。
「もう遅いのか!?こんなことになってはと思ってここへ来たのにッ……!」
「きみ……?」
まるでこうなることを予測していたかのような彼女の言葉にキラは止まる。
だが、また建物の中で起こった爆発の音に我に帰る。
だがキラが言葉を発するより先に、興奮が治まり真剣に話しを聞いていた仁亜が口を出す。
「とにかく、ここ危ないやんっ!!
先非難せなッッ!」
「そうだね。工場区に入れば、まだ退避シェルターがある。」
キラは仁亜に同意して頷いた。
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