★+。今更かよっ。+★

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「へへっ!そっか!!」 スゴく嬉しそうな顔をして笑う。 こっちは、夜も全然眠れなかったのに、なんでそんなに笑うんだっ!!! しかも、嬉しそうだし!! 「塔谷くんのチビ! ミニマム!! アマチュア!! ゴスロリ似合う男!!」 塔谷くんに向かって、罵声を浴びせる。 「はっ!!!? チビって言うな!! しかも、アマチュアとゴスロリは関係ないだろ!!!」 くうぅ…、悔しい…。 「だって、なんかよく分かんないのに笑い出すから!!!」 私は何も分からないままなのに、塔谷くんだけ楽しそうに笑ってるなんて、許せん!!! 「…聞きたい?」 「うん、聞きたい!!」 私が意気揚々に応えると、塔谷くんはクスッと笑って、私の耳に顔を近付けた。 やっと今日は、ぐっすり眠れるっ!!! 「あのな…」 「……!!!!!!?」 『あのな…』の次の言葉を待っていたら、耳を……耳を…な、舐め、舐められ……っ!!! 耳が熱くなる。 柔らかい感触がしたかと思ったら、背筋がゾクゾクとした。 耳を咄嗟に抑える。 な、なんてことをするんだアンタは!! 「な、何するの!?」 「別に何もしてないだろ。」 「だ、だって、耳!!」 「耳?」 「み、耳…、な、舐め…たでしょっ!!」 は、恥ずかしい! 舐めたとか、口に出して言うのが、恥ずかしいっ!!  
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