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────…………
私は貴方が大嫌いです。
だって、散々貴方に傷つけられたんだもの。
好きになれるわけない。
大嫌い。
好きになれたら、快挙だよ。
貴方が私の毎日を泥んこで塗りつぶしたの。
貴方を好きになった、小さい頃の私は浅はかだった。
貴方を好きにならなければ─…。
貴方が居なかったら─…。
私は今も、胸を張って生きていけたのかな?
────…………
「スミレ!
スミレ!!」
「…ぺぽ…?」
頭の中には、昔の私が泣いてる姿。
でも、愛しい人の声によって、昔の私は消えていた。
「ぺぽ…?じゃないわよ。
なにカービィの真似してるの?」
「カービィの真似とか、結衣カービィ知ってるんだー。
意外だね♪」
「カービィは国民的なアイドルよ!!
あの足が短くて、背が低いとこ!!
可愛すぎよっ♪
カービィを馬鹿にする奴は、鼻フック100回の刑に値するわ!」
結衣は夢見心地で語る。
貴方、なにフェチ?
「足が短くて、背が低い…。ああ、塔谷くんか!」
「誰がカービィと同類で短足でドチビなんだよ!!」
「あだあああぁっ!!!」
いつの間にか、塔谷くんが後ろにいて、私の頭をチョップしていた。
レディには、お手柔らかに!って習わなかったのか!!
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