★+。塔谷くんへ。+★

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「うわーい! 楽しみだねっ♪」 街を歩いていると、結衣が楽しそうにスキップしながら言った。 喜びようと言ったらハンパない。 どんだけ楽しみにしてたんだ。 「うん♪ 楽しみ♪♪」 結衣に向かって笑いかける。 あー、結衣可愛い。 抱き締めたいー。 塔谷くんと桐本くんは、喜んでいる結衣の姿を見て、何も思わないのか!? 抱き締めたい!!とかさ! 「なあ、映画の開始時間まで結構時間あるから、どっか寄っていかねえ?」 塔谷くんがお店を指差しながら言う。 確かに。 まだ1時間は余裕であるから、暇だな。 「うん♪ そだね!行こ行こ♪」 結衣は嬉しそうに言うと、塔谷くんの腕をガシッと掴み、可愛い雑貨屋に向かい、歩き出した。 「え!?おい、青山!?」 「えへへ♪雑貨屋見たいから、付き合って~♪」 塔谷くんも驚きながら、引きずられていく。 私は別のヌイグルミショップでも見たいな…。 結衣と塔谷くんが入った雑貨屋さんの隣の隣をチラリと見る。 可愛らしいヌイグルミがギッシリとショーウィンドウに並べられていた。 行きたい~…。 そして、まだ私の後ろに立っている桐本くんを見る。 「雑貨屋さんに入らないの?」 塔谷くんが連れて行かれたから、入りづらいのかな?  
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