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「うわーい!
楽しみだねっ♪」
街を歩いていると、結衣が楽しそうにスキップしながら言った。
喜びようと言ったらハンパない。
どんだけ楽しみにしてたんだ。
「うん♪
楽しみ♪♪」
結衣に向かって笑いかける。
あー、結衣可愛い。
抱き締めたいー。
塔谷くんと桐本くんは、喜んでいる結衣の姿を見て、何も思わないのか!?
抱き締めたい!!とかさ!
「なあ、映画の開始時間まで結構時間あるから、どっか寄っていかねえ?」
塔谷くんがお店を指差しながら言う。
確かに。
まだ1時間は余裕であるから、暇だな。
「うん♪
そだね!行こ行こ♪」
結衣は嬉しそうに言うと、塔谷くんの腕をガシッと掴み、可愛い雑貨屋に向かい、歩き出した。
「え!?おい、青山!?」
「えへへ♪雑貨屋見たいから、付き合って~♪」
塔谷くんも驚きながら、引きずられていく。
私は別のヌイグルミショップでも見たいな…。
結衣と塔谷くんが入った雑貨屋さんの隣の隣をチラリと見る。
可愛らしいヌイグルミがギッシリとショーウィンドウに並べられていた。
行きたい~…。
そして、まだ私の後ろに立っている桐本くんを見る。
「雑貨屋さんに入らないの?」
塔谷くんが連れて行かれたから、入りづらいのかな?
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