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「…雑貨屋にそんなに興味ない。」
桐本くんはサラリと言った。
「あ、そうなんだ…。私は、あそこのヌイグルミ屋さん行ってくるね。」
行きたい店を指差した。
桐本くんは納得したようにコクンと頷く。
…かわいい~!!!!
桐本くんに「じゃ、また後でね。」と言いながら歩いた。
そしたら、桐本くんも付いて来る。
「…?
桐本くんもヌイグルミ屋さんに行くの?」
「…行く。
暇だし、ヌイグルミ見てみたい。」
「そっか♪
じゃ、一緒に見ようっ♪」
そして、桐本くんとヌイグルミ屋さんに入った。
予想通り、店内にはヌイグルミしかなくて、ヌイグルミパラダイスと言っても過言では無いスペースだった。
可愛いキラキラしたヌイグルミが沢山だ♪
「これ、可愛いね。」
近くにあったヌイグルミを取りあえず、物色してみる。
「…………。」
桐本くんは無言で頷いた。
可愛い…。
ヌイグルミと桐本くん、ダブルで可愛すぎる。
というか、桐本くん、最近無口な気がする…。
どうしたんだろ?
前は平気で「便所」とかバシバシ言ってたのに…。
つまんないのかな?
なんか私といる時って、大抵無口じゃない?
「あ、そうだ!!桐本くん、このヌイグルミ持って持って♪」
桐本くんにウサギのヌイグルミを押し付け、ムリヤリ持たした。
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