★+。塔谷くんへ。+★

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「スミレ? お兄ちゃん言ったよなぁ? 男の子と遊ぶのは、妄想だけにしなさいって。」 「い、言いました。」 私と瑛太が睨み合ってると、お兄ちゃんがお茶を飲みながら、またスマイルで聞く。 「なら、分かってるよな?」 「でも…、友達だし…。」 「言い訳は聞きません。 じゃあ、俺は仕事の資料探さなきゃいけないから、皿洗いは2人で宜しくー。」 お兄ちゃんは、私と瑛太の頭をポンポンと叩くと、二階に上がっていってしまった。 「…兄貴の過保護っぷりもすげーな。」 「瑛太が余計なこと言ったからでしょ?」 2人でお皿を洗う。それが、瑛太と私の仕事だった。 お兄ちゃんは、ホントは全部やる、と言ったけど、私たちは無理矢理お兄ちゃんから『お皿洗い』という仕事を強奪した。 「瑛太は、女の子の友達とかいないの?」 確か…バレンタインには、いっぱいチョコを持ってきていた記憶が…。 「いない。部活で十分だし。今は、兄貴と…スミレがいたら満足…だし。」 瑛太は最後の部分を言い終わると、頬が微かに赤くなっていた。 か、可愛いっ!!! 何なの、この子!! なんでいきなり照れだすの!! 萌える萌える! 萌えます~~!!!!  
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