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レンヤの通う高校は俗にエリート校と呼ばれるものだった。
教室に着くと、いつもと変わらないように生徒たちが朝から何やらしゃべっている。レンヤは何をしゃべっているのか気にもせず、自分の席へと向かう。
彼の存在に気づいたクラスメイトがいつも通り、レンヤに挨拶を投げ掛けてくる。レンヤもいつも通り、当たり障りのない挨拶を投げ返した。
しばらくすると、教室に担任の先生が入ってきた。
それを見た生徒たちが一斉に各々の席へ着席する。
いつも通りだ、
先生が朝のHRを始めた。
毎朝のHR、レンヤにとって、これほどめんどくさいものはない。意味のない連絡事項など言われても、朝の眠気はいっこうに覚めないからだ。
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