シュウタ編

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別に怖くて動けなかった訳じゃあない。 僕はなぜかそのひとが綺麗だと思った。 とても胸が騒いだ。 女の霊は僕に出て行けと言っているのかすごい形相で近寄ってきた。 それでも僕は怖いとは思わずむしろ余計に心が熱くなった。 近くで見たら余計に綺麗だった。 もうその人が死んだ人なんて忘れてた。 いや気にしていなかったというべきか。 僕はこのとき生まれて初めて恋をした。つまり初恋だ。 しかも幽霊に・・・。
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