夏の夜

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 マスタニア国でよく歌われる、誕生を祝う歌だった。  「何て偶然!」  自分に歌われている訳ではないと解ってはいても、オシアスは嬉しくなった。  「今日という日は貴方の為にある」  その澄んだ女性の歌声に合わせて、気付けば一緒に歌っていた。
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