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サヨナラの代わりに君を強く抱きしめた。
震える躰と躰で互いの想いを確かめ合っていた。
痣ができるほど強く引き寄せた君の腕を僕に
絡めて…
溶けて…
重なり…
交わり…
やがてひとつになった…
最後の夜。
最後の月。
最後の宵。
最後の香。
最後の君。。。
君の涙を僕の中に流して…
君の形を僕の中に刻んで…
なぜ僕らは離れなければならなかった?
この愛しさを消さなければならなかった?
愛している…
花咲く春も
潮風漂う夏も
色付く秋も
白い冬も
幾度と過ぎ行く季節の中に僕は君の面影を探し続けるんだ…
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