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眠りから醒め気付くと雨上がりの風景はすべての色を失くし朽ち果てていた…。
君が消えたあの日から僕の心も居場所を失い時を刻むことをやめ色褪せてしまった。
この腕は他の誰のためでもない…、君を強く抱きしめるためだけにあったのに…
今は君の透けた残像をただただこうして眺めているだけ。
飽きもせず諦めることさえもできずに…
とめどなく流れる僕の雫(想い)が行く末も知らず溢れてとまらない…
それでもいつか君のもとへ辿り着けると信じる僕は哀れな男なのだろうか…?
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