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めまいがするほど抱き合い互いのすべてで愛し合ったのに…
逢えない夜も声が聞けない真夜中も心は離れずにいたのに…
『なぜ…?』
なぜ君は僕の前から去った?
なぜ君は僕を残して逝った?
その答えを本当は知っている。
だから曖昧に終わらせた。
傷つくことを恐れ核心をつかず気付かないふりを…
確かにそこにあったはずの二人の影はもう二度と交わることがないのか?
もう一度僕を愛して…。
もう一度僕に触れて…。
もう一度…たった一度…。
キレイなままの君を殺めよう…。
他の誰かを見つめるその瞳を塞いでしまおう…
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