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「さてね、難しくて解んないﾞっ！？｣
何をされたのか、直弥が気付いた時にはもう床に椅子ごと襟首を掴まれて倒されていた。
「いつまでものらりくらりとかわさせてやると思うな直弥」
まさに鬼の形相というべきか、まなじりは釣り上がり額を突き合わせるようにキョウカは囁く。
「まさかとは思うがリーリスに殺されてやるつもりではないだろうな？そんなに死にたいなら私が殺してやるが」
「冗談キツイな。そういうことをしそうな人間に見えるか？」
やや息苦しさを感じながらも、飄々としたスタンスを崩すことなくキョウカの問いに答えてみせた。
――だが
「わからないんだ………私には……まだ、ナオヤに出会えてから二ヶ月程しかたっていない。お前をしるのには短すぎる時間だ」
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