7.ズレる思いとユレる想い

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 だが手首を掴まれ、またもや放り投げられる。  が、ここからは違う。  空中でベレッタを引き抜くと、キョウカの足元を狙い立て続けに五発を撃ち込む。  これもさも当然のようにかわされてしまうが、それは既にラプラスの魔眼によって視ていたので計算ずみ。  着地と同時に、後ろへと後退したキョウカへ隠し持っていたナイフを投擲、そして接近しながらもさらにベレッタを撃ち尽くすまで連射。  しかし、直弥の間を置かない連続攻撃も鬼姫には届かない。  身体を貫くであろう全ての凶弾を、伸びた左手の爪で切り落とす。  続くナイフは右手の指先で挟み取り、手首のスナップだけで投げ返した。(それでも直弥より速く飛ぶ)  直弥は投げ返されたナイフに向け予備のマガジンを投げる。
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