第1段-猫×アリス-

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~ お ま け ? ~   「いっ、いきなり何するのよ!///」 「何って……キス?」 「っ………それは、言わなくてもわかる……///」    口元に手を当てて真っ赤になってるアリス。  ボクだけが見れる、ヒミツの顔。   「バレンタインは、甘いチョコやクッキーをあげる日じゃないのかい?」 「……そうよ……?」 「ボクがアリスに貰ったチョコ、キスしたら甘くなったよ?」 「や、それはそうかもしれないけど……そうじゃなくって///」 「……違うのかい?」    不思議になって首を傾げる。  バレンタインは、アリスとキス出来る日じゃないのだろうか。  もしそうだったら嬉しいのに。   「……でもアリスは、さっき好きな人に気持ちを伝えるって言ったよ」 「? ……えぇ………言ったわ」 「アリスはボクが好き。ボクもアリスが好き」 「……そう、なるわね……」 「両想いだったらキスしても良いって聞いたよ」 「聞いたって、誰に?」 「ビルに」 「………………;」    ビルの馬鹿……と呟きながら、頭を抱えるアリス。  ……ボク、何か悪い事でも言ったかい?   「……まぁ、それもあながち間違ってはいないかもしれないけど………」 「それじゃあ」 「でも、いきなりはやっぱ恥ずかしいじゃない///」    再び赤くなって俯くアリス  ……それじゃあ、不意討ちすればアリスの可愛い顔が見れるのかい?  それならボクは……     「アリス」 「? なに……んっ………///」            それならボクは、いつもアリスに不意討ちしてあげる。  ボクだけの秘密の顔。  バレンタインだけじゃなくて、毎日毎日。    バレンタインは特別な日。  それでもボクにとっては、毎日が特別な日だよ。      アリスが、傍に居てくれる限り……                        
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