ﾌﾙｰﾂﾊﾟｲと苺のﾘｰｽ

ﾒｱﾘｰの赤い靴

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ﾒｱﾘｰは
星が綺麗と
言ったの
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幸せは
星にあるのと
言ったの
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ﾒｱﾘｰは
いつも
赤いﾜﾝﾋﾟｰｽを着て
赤い靴を履いて
彼女と一緒に
出掛けるの
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幸せそうに
微笑むの
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その日
ﾒｱﾘｰは彼女と
はぐれてしまったの
ひとりじゃ
帰れないﾒｱﾘｰは
ずっと
泣いていたの
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彼女もずっと
泣いていたの
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ﾒｱﾘｰを思って
泣いていたの
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ﾒｱﾘｰはまだ
帰ってこないの
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彼女はずっと
寂しそうだった
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ある日
ﾒｱﾘｰの声が聴こえたの
ﾒｱﾘｰの部屋に行くと
机の上に
赤い靴だけ
置いてあったの
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ﾒｱﾘｰは
それっきり
帰って来ない
ﾒｱﾘｰのお家は
彼女のお家なのに
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でもﾒｱﾘｰは
永遠の迷子
じゃないんだ
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ﾒｱﾘｰは
ちゃんと
居場所を
見付けたから
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あの人の手