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それに気づいた幸樹は、彼に近づいて声をかける。 「どーした?亮一」 「いや、別に」 素っ気無く返す亮一の核心に、幸樹は触れる。 「新しい保健医の事、だろ?」 「ユキってさ…エスパーか何か?」 「違ぇよ。亮一が分かりやすいだけだ」 あやす様に亮一の黒くてサラサラとした髪を撫でる。 しかし、亮一はいつもの様にその手を払い除けず、されるがままにされていた。
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