『片足の男』

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  『片足の男』              廃れた町‥  砂埃が舞う中で1人の男が慣れない義足を引き摺りながら歩いている‥  戦争の傷跡‥  今も数えきれない地雷が世界に埋もれている‥  戦争になんの意味があるのか‥  得るものよりも失うものが多いことに気付かない偉い人達‥  机の上での論争‥  戦うのは軍人‥  犠牲者は国民‥  そして戦争は又くり返される‥              町は破壊され住む所を無くした老人‥  飢餓に陥り赤ん坊に乳を与えることも出来ない女‥  焼け死んだ両親に寄り添う子供達‥  戦争が終わった後にも続く被爆に苦しむ人々‥  血を血で洗い流し‥  凶悪な暴力で国を滅ぼす‥  後には何も残らない‥              世界では年間88ヵ国約2万5千人の人々が地雷の犠牲に‥  それでも戦争は…‥  終わらない‥
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