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なんら変わらない普通のメールが
俺にとってすごく嬉しかった
…というよりは、ドキドキかな
『こちらこそ、仲良くしてね
俺はいま看護の学校通ってるんだ
雄太とは中学からの付き合いだから
お互いのことよく知ってるんだ
朋恵はどんな仕事してるの？
そういえば…朋恵のこと、何て呼べばい
い？』
“朋恵”と呼ぶことに恥じらいを感じたが
それと同時に嬉しくもある
『看護学校通ってるんだ
すごいね
将来は看護師さんかな？
私は役場で働いてるんだ
みんなは私のことを“朋恵”や“とも”
って呼んでるよ
私は何て呼べばいいかな？』
柄にもなく、何気ないメールに喜ぶ自分
ただ不安なのは、俺の飽きっぽい性格
ある程度満足すると飽きて次を探す
まるでゲームをしているかのように
だけど、そんな不安が無意味だということ
に早々に気付く
紹介してくれたのが、俺の好みを誰よりも
知ってる雄太だから
雄太は俺の期待を裏切らないはず
そんなくだらない心の葛藤をしてる最中も
彼女への返事はちゃんと考える
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