STORY.3

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「ギィン!!!!!!!!」 「ガァン!!!!!!!!」 「ギャリ!!!!!!!!」 二人は神速と言えそうな速さで攻防戦を繰り広げていた。 お互いの力量は互角だった。 「やりますね・・・。私と、ここまで張り合えたのは貴方が初めてですよ。」 「そりゃ、どうも!!!!」 二人は言葉を交えながら、刀を振るう。 周りの人間は見ている事しか出来なかった。 「あんた、名前は?」 「ご存知で無いのですか?新撰組の一番隊隊長、沖田総司と申します。」 その瞬間、ジョンの目が見開いた。 (新撰組!!??沖田総司!!??) その瞬間、沖田総司が屈み込む。 下から刀を振り上げる。 「ズバッ!!!!!!」 隙だらけのジョンの左肩を沖田総司の刀が切り裂いた。 「最後は、隙だらけでしたね・・・。※燕返しも、彼程の実力なら止められた筈なのに・・・。」 残念そうに、沖田総司が呟いた・・・。 ※沖田総司が生み出した技。 燕が飛ぶ時の様に、刀を振り上げる事から名前がつけられた。 『返し』の意味は、今で言うカウンタ―。
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