STORY.4

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「クッ・・・。」 和室で布団から男が起き上がる。 男はジョンだった。 起き上がった拍子に左肩が痛む。 左肩を見ると、包帯が巻かれていた。 ジョンの服は和服に変わっていて、ジョンは頭を傾げた。 そして、沖田総司と戦った出来事を思い出す。 ジョンは、横に畳まれていた迷彩服の内側から拳銃を取りだし、安全装置を外して、懐にしまい込んだ。 ジョンは襖をゆっくり開け、廊下を見渡す。 そして、隣の部屋から聞こえてきた声に耳を傾けた。 「まったく、人を簡単に斬るなよ・・・。生きてたから良かったが・・・。」 (良くないんだが・・・。) ジョンは心の中で愚痴を言う。 「許して下さいよ!!副長!!」 (この声は、沖田総司!!!!) 懐の拳銃を取りだし、襖の取っ手に指を掛ける。 「そこにいるのは、誰だ?」 中から、声が聞こえてきた。 「其処にいる沖田総司に斬り付けられた男だ。」 ジョンが襖を開いた。
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