教師~中学校~③

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二人目は、理科教師「コジマさん」。 今までの人達は割と嫌われてたけど、この人は皆から好かれてて、一番面白かった。 そして、かなり頭の方が過疎地でした。つまりハゲてました。 なので授業中は、 「酸素の入った試験管に、火の点いた線香を入れると、激しく…いや、勢いよく燃える。」 と言い換える程です。 だから皆テストには、コジマさんのことを配慮して、ちゃんと『激しく』と書いてました。 中には丁寧に『ハゲしく』と書いた、親切な人もいました。 後でなんか言われてました。 ある日、別の授業を受けていた時のこと。 先生が話をしていたら、保健室へと続く廊下を、コジマさんが 「フンフフ~ン♪」 と、鼻唄を歌いながら通っていました。 その時俺は、 (あ、コジマさんが来た。てか、先生チャック開いてるよ。) なんて思ってました。 皆もコジマさんに気付いたみたいでした。 すると突然、 「まんじゅう~、まんじゅう~♪」 と、高らかに歌いながら保健室に入っていきました。 皆爆笑! 先生も爆笑! 授業が終わって、気になったので保健室の先生のムラサキばばぁ(髪の毛の色が紫だから。)に聞いてみました。 俺 「さっきの『まんじゅう~、まんじゅう~♪』って何だったんですか?」 紫 「分かんない。コジマ先生らしいね。笑」 俺は意を決して本人に聞きました。 俺 「さっきのって何だったんですか?」 ハゲ 「分からん!ワッハッハ!!」 と、笑ってました。 この話は未だに謎のまま、友達との間で話の種となりました。
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