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二人目は、理科教師「コジマさん」。
今までの人達は割と嫌われてたけど、この人は皆から好かれてて、一番面白かった。
そして、かなり頭の方が過疎地でした。つまりハゲてました。
なので授業中は、
「酸素の入った試験管に、火の点いた線香を入れると、激しく…いや、勢いよく燃える。」
と言い換える程です。
だから皆テストには、コジマさんのことを配慮して、ちゃんと『激しく』と書いてました。
中には丁寧に『ハゲしく』と書いた、親切な人もいました。
後でなんか言われてました。
ある日、別の授業を受けていた時のこと。
先生が話をしていたら、保健室へと続く廊下を、コジマさんが
「フンフフ~ン♪」
と、鼻唄を歌いながら通っていました。
その時俺は、
(あ、コジマさんが来た。てか、先生チャック開いてるよ。)
なんて思ってました。
皆もコジマさんに気付いたみたいでした。
すると突然、
「まんじゅう~、まんじゅう~♪」
と、高らかに歌いながら保健室に入っていきました。
皆爆笑!
先生も爆笑!
授業が終わって、気になったので保健室の先生のムラサキばばぁ(髪の毛の色が紫だから。)に聞いてみました。
俺 「さっきの『まんじゅう~、まんじゅう~♪』って何だったんですか?」
紫 「分かんない。コジマ先生らしいね。笑」
俺は意を決して本人に聞きました。
俺 「さっきのって何だったんですか?」
ハゲ 「分からん!ワッハッハ!!」
と、笑ってました。
この話は未だに謎のまま、友達との間で話の種となりました。
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