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「悠太ー」
だるん、悠太の上にのしかかる同じ顔の少年。悠太はベットの上で祐希を見た。首に巻きつく腕がキツそうだ。
「祐希、お兄ちゃんを殺す気ですか」
「眠い~」
「あのね……」
緩んだ腕を掴み、そっと放してやる。2人一緒に一つのベットで寝転がった。
「……寝る。寝ようよ」
「今3時のおやつの時間よ」
「おやすみ」
「………」
しょうがなさそうに悠太は祐希の方に顔を向けて寝返りうった。目と目が合い、見つめ合う。
「おやすみ」
「……おやすみ」
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