あの日はまた夢。

2/2
前へ
/2ページ
次へ
「悠太ー」 だるん、悠太の上にのしかかる同じ顔の少年。悠太はベットの上で祐希を見た。首に巻きつく腕がキツそうだ。 「祐希、お兄ちゃんを殺す気ですか」 「眠い~」 「あのね……」 緩んだ腕を掴み、そっと放してやる。2人一緒に一つのベットで寝転がった。 「……寝る。寝ようよ」 「今3時のおやつの時間よ」 「おやすみ」 「………」 しょうがなさそうに悠太は祐希の方に顔を向けて寝返りうった。目と目が合い、見つめ合う。 「おやすみ」 「……おやすみ」 .
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加