丘の上

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丘の上

五人はセレに言われた通り南に向かった。 歩いていると段々日が暮れてきた… 「暗くなってきたから今日はこの辺りで野宿しますか!!」由良は丘を指差し言った。 「…なんか小学校のサマーキャンプ思い出すね!!…あの時はテントも有ったし…食料もあったし…お腹空いた…」美妃が座り込む… 「確かにお腹空いたな…なんか食い物ないか?」 真人はポケットを探るが何もない… 「食い物か何か無いかなあ……あぁ!!木の実発見!!食えるかなぁ!!」皆が止めるまもなく達也はパクッと一口食べる… 「ぅう゛…うぅう……」達也が苦しみだした!! 「達也!!大丈夫?!訳の分からないもの食べる―」 「―うまい!!!!!!ほら皆も食ってみな!!」 勢いよく立ち上がった達也に弾き飛ばされ由良が転ぶ「由良…大丈夫か?」と心配する真人に裏鉄拳をくらわし由良は達也の胸ぐらをつかんだ。 「達也💢謝らんかいこのボケが!!」 「由良ちゃん落ち着いて…」美妃が止めに入るが…無理だった。 「達也!!由良!!」冬香の一言で二人の言い合いは終了。 真人「冬香じゃないと二人は止められないな。」 美妃「ホントだね」 五人は丘に腰掛けながら達也が見つけた実を食べた。今まで食べたことのない不思議な味…
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