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『驚いて声も出ないようだね。まぁ良いよ。いずれわかるからさ！ ……さぁ、ルール説明をするから良ーく聞いておいてね！』
至極楽しそうに“それ”はマイクを片手にゲームのルール説明を始めた。僕達は聞き逃さないように耳を傾ける。
“それ”が長々とルールを語ったのを僕なりに纏めるとこうだった。
(１)ゲーム中は各自に特殊な能力が与えられるので、それを有効に使い、出されるミッションを期日内にクリアしていく。また、能力はランダムに与えられる。
(２)能力はパートナーが近くにいないと使えない。
(３)携帯は常に常備。必要なデータは携帯に転送される。充電器は宿泊施設のフロントにしか置いてない。
(４)お金は携帯に貯められるようになっている。お金を貯めるには、モンスターとの戦闘やアルバイトをするしかない。
そして、５つ目。これが一番非現実的で、尚且つ酷いものだった……。
『長々と語っちゃったけど、このゲームには君達自身の命が懸かっているからね』
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