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「ふっ……、ふざけんなっ!! 誰がそんなこと信じるんだよ!!」
と、そこで僕達全員の声を代弁するかのように1人の男が声を荒げた。それにより、周りの人達も便乗するように抗議を始める……。
あぁ……、駄目だよ……っ。そんなことしたら……っ。
『……うるさいなぁ。僕に指図する気なわけ?』
暫く黙っていた“それ”は、忌々しげに舌打ちを1つしたあとそう告げた。そして……、ゆっくりと片手を最初に抗議した人に向けた。
すると!
「うあ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!??」
その男は物凄い悲鳴をあげて真っ白な地面に崩れ落ちた。かと思った瞬間! 今度はその身体がまるで氷のように溶け始め、消えてしまったんだ……。
『ふふふ……。はい、まずは1人目脱落ー。彼は現実世界でも死亡しましたぁー』
様々な悲鳴があがる中、“それ”は至極楽しそうに笑って言った。
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