共同戦線

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「……ここが村人から教えてもらった光陽鳥の出るポイントだよ」 「ここ……?」 話し合いから暫くして俺達はログハウスから出た。サンは……いつの間にかあの場所から消えていた。不思議な事に、館中を探したがあのログハウスにはサンが生活していた様子が見られなかったんだ。 まるで、あの場に“サン”と言う人物などいなかったかのように……。 「……来るよ」 「皆! 伏せろっ!!」 そんな思考をしている間に光陽鳥が来たらしく、時兎と達馬の声が響いた。俺達はそれに従い、地べたに伏せる。 すると、その上を巨大な“何か”が通り過ぎ俺達の前に着地したのだ。それは、名前の通り光輝く巨大な鳥。そいつこそが光陽鳥だった。 軽く10メートルはありそうな巨大な体に、長い尾。身体全体が太陽のように光輝き神聖な印象を与えるが、目は血走り尖った嘴からは耳をつんざくような鳴き声を発して俺達を威嚇している。
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