297人が本棚に入れています
本棚に追加
素早く朱理は携帯を操作して、沢山のブルーウルフを出す。コレもさっき知った事だが、無数にコピー出来ると言っても生命には数の限度があったらしく、何でも99個が限界らしい。
水みたいな命のないものは無数にコピー出来、命あるもの……つまりモンスターは99体コピーが限界。朱理はそう言った。
ただ、今現在ブルーウルフを朱理が何体コピーして出しているのかは不明だが。
「っ、食らえ!」
「はぁ!」
その間に朱理が光陽鳥に狙われないように、武琉と達馬と俺で上手く誘導する。武琉の手には宝飾品が飾られた長剣が握られていて、それを近くに積もっていた雪山から振り回すようにして気を引く。
達馬は光陽鳥の脚を狙って強烈なパンチを打ち、ダメージを与え、俺は空気銃で頭を狙い撃つ。
しかし、無駄にデカいだけあって、光陽鳥はなかなか倒れる気配を見せない。
最初のコメントを投稿しよう!