297人が本棚に入れています
本棚に追加
この男、猿本さんは氷使いなのか……。だが、やっぱり今まで見てきた参加者の能力を振り返ってみると、やっぱりバラつきがあるんだな。
「……お前とパートナーだなんて、俺様は認めてねぇーよ」
「その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ」
「えっと……、2人は知り合いだったんですか?」
そんな様子を見ていた朱理は、怖ず怖ずと2人に質問した。確かにそうだな。いくら見知らぬ人と合わないといっても、普通ココまで仲が悪いなんて考えられない。
精々言葉数が少なくなるくらいだろう。
「……何、お前等俺様達を知らねーのかよ」
「はっ。うちらの名前も堕ちたもんだな」
「え……」
俺達を見てクツクツと笑いながら2人は笑う。と、思い出したように朱理が1つの言葉を口にした。
「レジスタンス……」
「え?」
レジスタンス……? 何なんだ、それは……。
最初のコメントを投稿しよう!