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となると……、ゲームを作った天才児の側近なら俺達の敵になるのか？ いや、だがさっき『製作者側じゃない』って言ってたな……。ならいったいどう言う事なんだ？
「でね、多分今混乱してるて思うんだけど……。実は結構簡単な事なんだよ」
「どういうことなんだ？」
「その地区で反乱を起こした子ども達、……レジスタンスは天才児がゲーム製作者達と関わっている間に逃げたんだよ」
……逃げた？
朱理の言葉に俺は更に困惑することになった。意味がわからない。何故反乱を起こすきっかけになった人物から逃げ出す必要性があるんだろう。
「……うちらはね、気付いてたんだよ」
「？」
「アイツが俺様達を裏切って、自分の目的の為に手下にしようとしていたって事にな」
「……裏切って……？」
犬飼さんと猿本さんはそう言って忌々しそうに顔を歪めた。
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