ミッション0

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「お願い……、私と契約して! 私……、まだ死にたくないよ……!」 切羽詰まったように懇願する彼女。たかがゲームなのだが……、俺だってゲームオーバーにはなりたくない。 見た限りあまり役に立ちそうな風貌だが……、周りに参加者がいる様子もない。 ……足手まといにならねぇと良いが……。 「……わかった、契約しよう」 俺がそう言った瞬間だった。 「きゃあ!?」 「うわ!?」 急に俺たちを囲むように地面が光り始めたのだ。それは円形状をしていて、高さは天に届く位高かった……。つまり俺達は光輝く筒に囲まれ、外界から遮断されたのだ。そして鳴り響く聞き覚えのある音。 「!」 「え!? 携帯……?」 設定してもいないアラーム音のような音が俺たちの携帯から鳴り響いたのだ。俺たちは目配せをしたあと、恐る恐る自分の携帯を開く……。 また、メールだった。
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