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――凄い……。
それが率直な感想だった。彼女の能力を見ていると本当にゲームの世界なんだと実感出来る。まぁ、確かに俺の能力も不思議なんだが……。
「いっけぇー!!」
彼女がそう言うと、コピーされたモンスターの群れはオリジナルのモンスターを襲い始めた。
俺も続いて加勢する！ 狙いを定めてトリガーを何度も引く!!
「……やった、よね……？」
「……あぁ……」
俺達の辺りには彼女の出したコピーモンスターと……、オリジナルモンスターの死骸。……がむしゃらに戦ったのだが……、勝った。そして、俺の銃もいつの間にか携帯に戻っていた。
俺達はゆっくり顔を見合わせて……、
「やったぁ!!」
「よっしゃあ！」
ハイタッチを交わした。全く、とんだダークホースがいたものだな。
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