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「……いったいどんなモンスターが……」 「ブルーウルフさ」 「“ブルーウルフ”?」 聞き馴れない言葉のためか、朱理はコテンとまた首を傾げる。 ブルーウルフ……。“青い狼”……って、まさかとは思うんだが……。 「毛色が真っ青でな……、普段群れを成して行動しているんだ」 あぁ……、やっぱりさっき倒したやつか……。 朱理もさっきのモンスターを思い浮かべたらしく、ポンッと手を叩いた。……ネーミングセンス皆無だな。 「で、何で今ココに来ようとしてるんだよ」 「知らねぇよ! こんなこと初めてさ!! あんなに数十匹……数百匹ものブルーウルフが来たのはな!!」 「「……」」 俺と朱理は黙って顔を見合わせた。あぁ……、時間が経つのが妙にゆっくりに感じる……。 マジで現実逃避したい気分だよ……。 そう。俺たちは原因に気付いてしまったのだ。 ブルーウルフの群れの原因は……俺たち(主に朱理)だ。
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