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「……うわっ!? 何だ、アレはっ!?」 俺と朱理がそんな話をしていた時、突然隣にいた鎌を持った男が叫んだ。それに驚いて俺も携帯を構えて前を向いた。 そして、その光景に思わず絶句した……。 「……青空君……」 「……」 確かにブルーウルフの群れはいた。多分朱理の出したコピーたちだ。しかし……、その真ん中を堂々と2人の人間が歩いていたのだ。 「……ここで良いよ」 「おい、お前……」 「え? わ、私ですか?」 金髪の少女の言葉に茶色の髪をした男が頷いたあと、朱理に向かって話しかけた。勿論、急に話を降られた朱理はかなり戸惑っているが……。 「さっさとコイツ等を消せよ。邪魔だから」 「あ、は……はい!」 朱理は携帯をカチカチと弄る。その様子を静かに2人は見守っている。 そして、あのコピーのブルーウルフたちも、だ。
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