参加者

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「僕の名前は『シラユキ』。ユキって呼んで貰えると嬉しいな」 女はそう名乗った。軽く縦巻きロールのかかった金の髪は耳の下で2つに結ばれており、結び目には赤いリボンがついていた。そして、ゴスロリ、と言う服だろうか? 黒を基調とし、白いフリルのついた服を着ている。 背は朱理よりもかなり低かった。それに加え、左は金の瞳で……、 右目は黒い眼帯によって覆われていた。 印象としては不思議な女、だ。 すると、俺と朱理の携帯から全く同じ無機質な機械音が鳴り響いた。多分、2人共書いてあることは一緒、かな……? 『参加者レポート エントリーナンバー30 参加者名:西宮 白雪      (ニシミヤ シラユキ) 能力:操り人形(パペット)      シャングリラ会社』 それはユキと名乗った少女のデータだった。image=181264690.jpg
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