悪魔の鎮魂歌

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「あ、だから大丈夫だって。レベル1だし、ちゃんと強さを抑えるからさ」 「……っ」 「さ、次の参加者が来るまでに終わらせてしまおうぜ? 俺も早く終わらせて休暇がほしーからね」 アスタロトはガムを噛みながらニヤリと笑った。とっさに俺と朱理は身構える。俺は携帯を空気銃に、朱理は携帯のデータフォルダから実体化するものを選んだ。 ……あぁ、そう言えば朱理の能力は、携帯で撮った写真なら何でも具現化出来るらしい。だから、朱理の携帯には様々な物のストックがあるみたいだ。 「……さぁ、俺を楽しませてくれよ? ソラ君、アカリちゃん……」 「朱理っ! 来るぞ!!」 「分かってるっ!!」 突撃してくるアスタロトに向けて俺は空気銃を乱射する。そして、朱理が巨大な岩を実体化して増やし、器用に操る。 「おっと。君達2人はなかなか面白い能力のコンビだね」
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