悪魔の鎮魂歌

25/27
前へ
/190ページ
次へ
『おめでとうございます。 貴方達は見事我々の出したミッションを期限内にクリア出来ました。よって、ゲームの続行を認めます。 次のミッションまで暫くの間自由にしていてください。      シャングリラ会社』 ……メールの内容はミッション0の時と同じだった。今がまだ朝だから時間に余裕はある。 ……助かった。 「ホラ。言っただろ? だからお前達はさっさとこの噴水広場から立ち去りな」 「……何故だ?」 「俺は次の参加者とすぐ戦わねぇとならないんだよ。ホラ、行った行った」 アスタロトにまるで犬や猫にやるように手で追い払われ、仕方なく俺達は噴水広場を後にした。 本当は聞きたいことは山ほどあったのだが、次にくる参加者達が俺達のせいで間に合わなかったら困るしな……。 仕方なく噴水広場を1歩出た、その瞬間だった。 「なっ!?」 「きゃっ!」 俺達の足元が一瞬強く揺らいだのだ。
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

297人が本棚に入れています
本棚に追加