猫又

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これは有名だと思う   古典の『奥山に猫又といふものありて』の一文   『奥山に猫又といふあなるもの』   (………ぁなる?)   (……!?アナルだと)   (えっヤバくない?アナルですよ奥さん!!)   教科書で顔をかくしながらニヤニヤしてたら、先生文よみだした   『………あなるもの………』   脳ないピンク色   (アナルにものっ!!!)  あっはん、うっふんな妄想でまくり、かなりニヤニヤ   シャーペンをボキボキ折りながら必死にわらいを堪えた   『えー、じゃあ紫羅さん読んで』   「えっ?」   『「えっ?」じゃなくて読んで、つまってもいいから』   (先生、私に何言わせる気だよ?)←本文だよ   「おくやまに、ねこまたといふものありて……」   『ありがと、じゃあ文法の説明しますねこの『あなるもの』は~~というものがと言う意味で………』   それどころじゃないよ
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