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新たな顧問はテニス経験はあるものの、技術的には僕達より劣る人だった。
自然と幽霊顧問となり、練習メニューも部長、副部長を中心にして自分たち流に考えてやるようになっていく。
今考えたら、彼らの存在なくしてはあそこまでまとまらなかったと思う。
今は付き合いがないので、どこでどうしてるか分かりませんが彼らに足を向けて寝られません。
とりあえず東の方にいない事を祈りつつ、西枕で寝てますが。
初夏の新人戦。
当時の僕はなんとか6番手にまで上がって、出場する事が出来た!
相手は当然三年生。
惨敗っ…
明らかにレベルが違いすぎた。
今もたまに夢に出てくる程、衝撃的な試合だった。
後でこの時の対戦ペアが準優勝した事は多少の慰めにはなったものの、少しテニス感が変わっていった。
他の連中も一部を除いて僕らと同じ結果に…
ただあの敗戦があったから、その後の地獄の合宿に耐え切れたんだと思う。
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