*星*

8/9
前へ
/103ページ
次へ
「私の《星》の種類は『叶え星』よ。人間の『望み』一つを叶えるのが仕事よ」 「・・・・・・」 「さ、『望み』を言ってちょうだい。 何が『望み』なの? 学校に行きたい?友達が欲しい?・・・・・・・・それとも病気を治して欲しい?」 「なっ・・・・何でそれをっ」 「判るわよ、毎晩見ていたんだから」 少女はふわり近くを歩きながらリオに言う。 リオは俯きながら 「・・・・・・いいよ、病気なんて治さなくても」
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加