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彼が帰国した次の日――。
いつもよりかなり早くに目覚めてしまった……。
目覚ましはまだまだ鳴らない時間…。
僕はまだ彼が帰ってきた実感が無くて、学校に行くには早すぎる時間に、学校に行く支度だけして彼の家へと向かった――。
「どうしたの?こんな早くに…」
着いたは良いけど、早朝だからチャイムを押すのを躊躇ってたら玄関が開いて彼が出てきた。
「あ、あの…」
「…ま、大体は分かるけど…取り敢えず朝ご飯食べて行きなよ。まだでしょ?」
僕の返事を待たずに、彼は言うだけ言って新聞を取って中に入ってしまった。
なんだか昨日と違うくない?…寝起きだからかな…?
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